第10回 文楽鑑賞会 日程が決まり次第アップさせて頂きます。

 

4月4日 ( 土 ) ー 26日 ( 日 )

通し狂言 義経千本桜

第1部 午前10時30分開演 終演予定 午後3時10分

初段:大序 仙洞御所の段/北嵯峨の段/堀川御所の段

二段目:伏見稲荷の段/渡海屋・大物浦の段

 

第2部 午後4時開演 終演予定 午後9時

三段目:椎の木の段/小金吾討死の段/すしやの段

四段目:道行初音旅/河連法眼館の段

 

 

人数:10人程度

 

 

 


 

 

第1回 Table Talk 「鴨居羊子(下着デザイナー)の生き方」 こぼれ話

 

津志本貞 : 司馬遼太郎氏が「私どもの誇り」と讃えた人

 

文化学院を卒業後、戦前は瑛九のデモクラート美術家協会という前衛芸術グループに参加。戦後は八丈島近くの無人島に赴き、自ら流謫の生活を送る。その後実家に戻り、自給自足の生活を始める。小麦を育てパンを焼いたり、羊を飼ってチーズやバターを作るもやがて薔薇を育て始め、バラの専門家となりバラ園を開く。大阪中之島のバラ園の創設にも関わる。ご家族によるバラ園が今も泉南にあり、またロイヤルホテルに薔薇専門の花店「コアン ド ローズ」を営業されている。当時津志本のバラ園は文化サロンでもあり、司馬遼太郎・今東光・田辺聖子・黒岩重吾・開高健・大宅壮一・岡本太郎・鴨居羊子など錚々たるメンバーが集っていた様である。津志本の薔薇の写真集に司馬は「私どもの誇りである人として」と題した文章を寄せている。他に土井勝に最初の料理教室を開かせたり、八木一夫の個展を手伝う等、関西でも有数の趣味人・パトロンと言えるであろう。戦時中は揚子江の船上でオペラ歌手三浦環に、一対一で歌を聴かせてもらうというエピソードもあるらしい。また画家梅原龍三郎の絵の薔薇を賞賛したらしいのだが、晩年の梅原の薔薇は津志本本人の薔薇であったとも言われている。誠に懐の深い大人が大阪にいたのだと思う。

 

 

 


 

第9回 文楽鑑賞会のご報告

 

2020年 1月11日 ( 土 ) 初春文楽公演 第2部 午後4時開演

加賀見山旧錦絵 ( かがみやまこきょうのにしきえ ):草履打の段/廊下の段/長局の段/奥庭の段

明烏六花曙:山名屋の段

 

 初春文楽第1部は六代目竹本錣太夫襲名披露狂言というお目出度い公演でしたが、私達は今回初めての方もいらしたので、浄瑠璃太夫のバリエーションがある2部公演を鑑賞しました。「加賀見山旧錦絵」は昨年全段公演した「仮名手本忠臣蔵」の女性版と言った内容でした。あらすじは、お局岩藤が町人出身の中老尾上を散々貶したあげく自死に追いやり、尾上の召使いお初がその敵を討つといった内容です。各段太夫が個性的な語りを披露してくれます。ことに長局の段では、千歳太夫が主思いのお初の真情をかえらしく情感込めて語ります。その後半藤蔵のかけ声と共に、主尾上の自害により烈女となったお初の激情を織太夫が激しく語るのです。藤蔵のすばやい桴捌きと迫力、かぶさる様な織太夫の声量豊かな語りにはゾクゾクしました。最後奥庭の段ではお初の立ち回りがあるなど楽しめる内容でした。登場人数も少なく、人間国宝和生の哀愁のある尾上、普段男の人形を遣う玉男の冷徹な岩藤、何より心根の優しいお初と烈女お初を使い分けた勘十郎の技量には感服しました。「明烏六花曙」は、情と切なさと滑稽味が合わさった内容です。呂太夫の懐の深い語り、澄んだ高音は、初春文楽を締めくくるに相応しいものでした。昨秋から今回も病気休演の呂勢太夫のことは気に掛かりますが、次回4月公演での素晴らしい語りを心待ちにしたいと思います。4月文楽は11年ぶりの「通し狂言 義経千本桜」とのこと。令和の文楽も盛りだくさんで楽しませてもらいます。

 昨今ビジネスマン向けの西洋美術史やアートの本の刊行や講演が盛んですが、日本人のビジネスマンならそれよりも文楽をご覧になっては如何でしょうか。海外の方との話題としては、ぴったりだと思います。彼らはきっと文楽について語るあなたを、知的で有能な日本のビジネスマンだと確信することでしょう。ちなみに文楽の海外公演、昨秋のニューヨーク公演を含め盛況とのことです。

 


 

 

 

  ・下記勉強会は終了しております。

 

   下記勉強会にご参加頂きました皆様、有難うございます。

   お陰さまで開催時間をかなり超過して、内容の濃い勉強会となりました。

   Table Talk は講師の方のお話を聞くだけでなく、その後の交流会で講師を交えた参加者との対話に

   より参加者各人がテーマについての考察を深めて行く事に主眼を置いています。その為に少人数の会

   となっております。とは言いましても堅苦しいものではなく、テーマにご関心をお持ちであれば基礎

   知識なしでも楽しんで頂けると思います。昨日も話題は鴨居さんだけでなく、様々に展開して行きま

   した。そして「鴨居羊子に関してまだ話したりない事がある!」という訳で、また次回同じ勉強会を

   開催する事になりました。次回開催日が決まりましたら、またこのホームページでお知らせさせて頂

   きます。その時は是非皆様、ご参加下さいませ!!よろしくお願い致します。

   

 

  Table Talk ( 勉強会 ) #1「鴨居羊子(下着デザイナー)の生き方」のご案内

 

 

 

ゲスト 室井絵里氏(むろいえり/インディペンデントキュレーター・美術評論)

  日時 2019年 1221日(土) pm 5:007:00

  (講演:pm 5:006:00 交流会:pm 6:007:00※ 交流会では飲み物とおつまみを用意いたします。

  人数: 10人程

  参加費: 3500

  会場: Gallery ZERO   530-0003 大阪市西区京町堀1-17-8 ビル4F